しどにー 14
<土曜日>
本日はツアー参加のために6:45分に市内にいかなければいけない。昨日、おぼろげに目覚ましをセットしたのが5:30。朝起きて「あれ、この時間でいいんだっけ」と思ったけれど、とりあえず普通に準備して6時前に出発。
案の定、土曜の朝なので電車は少なく、時刻表を見る限り、現地への到着予定時刻は7:00であることがわかった。このままでは駅に着いた時点で15分遅刻、なおかつ集合場所のホテルを探さないといけないという致命的な状況である。
しかしながらツアー会社の連絡先もわからず、タクシーなんてものも見かけないので他に手がない。もう、あきらめて帰ろうかと思ったけれど、まあツアーなんてたいてい遅れる奴がいて30分くらいは待ってるんじゃないかという期待をこめて電車にのった。
電車の中では時間がとてつもなく長く感じた。こんなくだらない駅とばしてしまえ!とか心の中で叫びつつ、時刻表どおり7時に駅に到着。方向もわからないけど走る、道に出た!しかしホテルなんて無いのでまた走って戻る。よくわからないが階段があったので登ってみたら別の道にでて集合場所のホテル発見!
そこには小さなバンが止まっており、怒っているツアーガイドのお兄ちゃんが・・・よかった。間に合った!7時にわしを見捨てて出発することが決定されたらしいが、中の一人がタバコ吸わせてくれ、といったためタバコを待っていたらしい。なんとまあギリギリセーフ。
さて、ツアーの目的地はポートスティーブンスというところ。今日は4人とも仕事できているオッサンであった。バスは北に向けてどんどん進み、ノースシドニーを抜けてまたまた北へ・・・てアパートのすぐ近くを通ってるやん!ここで乗せてくれたら良かったのに、と思う。
シドニーをちょっと離れると景色がずいぶんと異なり、ユーカリの森に岩。広大なオーストラリアっていう感じがしてよかった。ツアーの最初のイベントはドルフィンウォッチング、しかし30ドル払えばクジラウォッチングに切り替えられるらしい。
クジラウォッチングは時期限定で、クジラの群れが南極からグレートバリアリーフに移動する5月から10月までの間だけ見れるらしい。しかし、追加で30$払って何も見れないこともあるというギャンブル的な要素もあり。
しばし悩んだけれど先週イルカ君たちを見たのでクジラウォッチングに切り替える事にした。お腹がすいたので最初の休憩地点でコーヒーとパンケーキを食べていたら、みんなはすでにバスに乗っていてまたお前かよ、みたいな顔で見られた。あわてんぼうめ。
道中、牛や馬、羊などいたるところで目撃できた。その奥の方には野生のカンガルーがごろごろいるらしいが、にわかには信じがたい。日中は暑いので日陰でだらだらして過ごしているとのこと。
そんなこんなで2時間ほどバスで北上して、ネルソンベイという湾に到着。そのままおっきな船に乗せられ、クジラウォッチングに出発。今朝はどたばたしていたため、300mmの望遠レンズをアパートに忘れてきたことが発覚し、とても悲しい思いがした。
湾内でもイルカが目撃され、その後も順調にクジラを発見する。ミンククジラがびよーんとジャンプするのも見ることができた。ザトウクジラはよく、びよーんとするらしいが、ミンククジラは普通はやらないのでどうたらこうたら、と船員が興奮していた。
しかしながら、望遠が無いので写真としてはとても弱い。
よくみるとクジラが跳ねている
一度近くで写真を取れたので、まあ良かったとしよう。その他にマイルカが船の先っちょに遊びに着たり、アシカを目撃したり、色々と充実したクルーズであった。
なんとかクジラとわかる写真
イルカ君
次に向かったのは野性のコアラを探す、というイベント。本当に野生のコアラなんているんかいな、と思ったけれど道路沿いの木につかまって寝ている奴がいた。ポートスティーブンス地方は野生のコアラが結構目撃されるんだそうだ。野生のコアラを見れて非常に感動し、望遠レンズが無いので非常に落胆した。
さがせばコアラがいます
次のイベントは砂丘、ストックトンビーチというところです。4WDの車に乗り換えて砂丘の奥までいって、さあ、砂丘を板ですべってください、とのこと。わしらは高校生か。とかいいながらとりあえず滑る。わはは、これはよい、と思ったけれど上るのがとてつもなく大変、ただでさえ急な坂で、サラサラの砂、体力を著しく消耗した。
滑っている様子。帰りは地獄。
そして、次なるはビーチで潮干狩りをしましょう、てわしらは小学生か。こればっかりは面白くなさそうなので冷ややかに観察する。ガイドのお兄さんが一生懸命にピッピという貝を探していた。でも、はだしで海に入れて気持ちがよかった。
イベント満載のツアーの最後はワイン。これまたポートスティーブンスの小さなワイナリーに行き、テイスティングをする。ガイドのお兄さんが全部やってくれて、はたからみると何だこのアジア人の集団は、みたいな感じ。
こじんまりしたワイナリー
そして帰り道、ガイドのお兄さんに言われて牧場を良く見てみると、大量のカンガルーが寝そべっていた。野生のカンガルーまで目撃できて、中にはいかにもカンガルーな感じでピョンピョン飛んでいるのもいた。とても感激した。
200$あまり取られたが、なかなか価値のあるツアーであった。晩御飯は前日食べた肉の味が忘れられないので家の前にあるステーキハウスに突撃することにした。しかし、探してみるとステーキハウスは見つからず、どうなっているんだ!と思ったら前に行ったインド料理屋がステーキも出すとのことらしい。
インド料理屋+ステーキハウス
なんとも不思議な組み合わせ、インド料理屋さんでステーキが食べられるとは!ガーリック風味のエビとTボーンステーキをいただく。オージー最高!
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