サンノゼ4
はじめて約束の時間前に起きた。ウェイクアップコールは重要だと痛感したが、不用意に「ウェイクアップコール」ボタンを押すとフロントの人につながってしまうケースがあるので恐ろしくて簡単には押せない。自動応答マシーンであるかどうかがわかればいいのに。
今回のトレーニングをまとめている人は偉い人なのに、びっくりするほどフレンドリーなので、どういうことかと思ったらオーストラリア人だった。たぶん、目があうと何か話をしはじめて、いっていることが良くわからないのは大体オーストラリア人じゃないかと思う。
この日の夜は一人だったのでショッピングモールに出撃した。電車とバスを乗り継いでいったけれど、バスの中も町はずれのサンノゼもダークな雰囲気たっぷりで恐ろしいことこの上ない。こういうところに銃を持ったアル中とか不法就労のメキシコ人がいるに違いない。
ショッピングモールは衝撃的な広さで、MACY'SやApple Store、BEST BUYなど有名なお店はなんでもあった。しかし買い物客は少なくて、Sony Styleに入ったら店員がすぐによってきたので逃げた。そして広すぎて見て歩いていると外は真っ暗になり、カバンも重くて疲労困憊した。
軽く晩御飯を食べようとフードコートにいくと、アメリカのお店はシステムが難しくて困ってしまう。本当はモンゴリアンバーベキューが食べたかったけれど、一人では達成できそうになかったのであきらめてメキシコ料理を食べた。
時計も持ってなく、どうやって帰るかも良くわからないので怖くなって何も買ってないけど帰ることにした。するとバス停がどこにあるのかわからなくなってしまい、真っ暗な外で車がビュンビュン走り回っている横をトボトボ歩きまわって泣きそうになった。
郊外でタクシーもつかまえることもできず、どうやって帰るかを真剣に考えたうえ、BEST BUYに入ってタクシーを呼んでくれるようお願いした。すると電話を差し出されて「あい、使っていいよ」みたいなことを言うものだから、悲しい顔をしながら嘆願したら呼んでくれた。
無事にタクシーで戻れたが、知らないところにいくのは恐ろしい。
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